2015年8月2日日曜日

DJI Phantom 2 Vision+ によるGPS捕捉数向上のための手作りシールド

DJI Phantom 2 Vision+において,安定した飛行を行うには,GPSの捕捉数が重要な要素の一つとなります.
よって,一つでも多くの衛星を捕捉している状態で飛行を行いたいのですが,上空が開けている状態でも,捕捉している衛星の数は6基以下の場合もあります.

具体的には,スマートフォンのアプリ(GNSS VIew)では,上空にGPS衛星が8機,準天頂衛星システム(QZSS)が1機あることを確認できても,DJI Phantom 2 Vision+での衛星捕捉数は4〜5となってしまうという場合があります.

GPSの感度を上げたいと思い,色々と検索してみると,DJI Phantom 2 Vision+のGPS部分周辺にシールドを作成して,感度を上げるという方法(例えば,YouTube Phantom 2 Vision +(P2V+) GPS感知性能改善策)があることを知りました.

アルミテープによってシールド作成する方法で,とても簡単そうなので,試してみました.以下に,作業過程をメモしておきます.

まずは,本体の上部カバーを外し(2mmの六角レンチと,00のプラスドライバーが必要です),GPSのコネクターを外します.
上部カバーを外した状態

今回,使用したテープは以下のもの.
アルミテープ

次に,上部カバーにアルミテープを貼ります.この時に,当初はシールドの切込み部分から出ているGPSのコネクター部分を,シールドの端部から出して,コネクターのメス部分の上部に来るようにします.
アルミテープを貼った上部カバー

これによって,どれだけの効果があるのかはわかりませんが,試してみたところ,GNSS Viewでは,以下のような状態である場所で,DJI Phantom 2 Vision+では,8個の衛星を捕捉しました.
GNSS Viewにおける上空のGPS衛星状況

地平線周辺に3基の衛星があって,真上に準天頂衛星システム(QZSS)が1基,その他の衛星が7基なので,まずまずの結果なのではないかと思います(とは言え,はっきりと効果が出ているというほどのものではありません...).

また,転倒や墜落によってGPS部分に損傷があると,勿論,衛星を捕捉することはできません.機体に損傷がなくても,損傷が生じることがあるとのことなので,転倒や墜落には気をつけなくてはなりません.
GPS部分の破損状況例


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